report 2021.1.22

【2020年度 院生成果】1年生 小林 英恵

公立小学校の先生をいったんやめて、デジタルハリウッド大学大学院で修行中の小林英恵です。
プログラミング(Python、Scratch、HTML)や、
クリエイティブ(Photoshop、Illustrator、Unity)など
テクノロジーを広範囲に、遊びながら学んでいます。
最近はVTuberデビューもしました!
趣味は、和菓子と、キックボクシング!

“オンライン小学校をつくる”という夢に向かって、
オンライン学習の実践・研究を行なっています。
2020年度の活動をご報告します!

オンラインで全国の小学生〜大学生が共に学び合う「ワンラインスクール」を創立

「ワンラインスクール」の授業風景

コロナ禍により、2020年3月2日から戦後初の全国一斉休校となりました。
“オンライン小学校をつくりたい自分に、今できること” をしたい、
その一心で、3月3日に「ワンラインスクール」を立ち上げました。
集まってくれた子どもたちと一緒にトライアルアンドエラーを繰り返し、よりよいものに。

生活リズムを整えるために、なるべく学校と同じような時間割を作り、
毎日午前9時〜午後4時、オンラインクラスに集まりました。
勉強したり、ゲームをしたり、お話ししたり。
その日にする活動は、朝の会で子どもたちが話し合って決めました。

会話の中から出てきた、世界旅行、アート、震災、ジェンダー、体操、などのキーワードが
探究活動に結びつくように、大学生がファシリテーションしました。
また、小学生が得意分野を活かして高校生向けに授業をすることも!

オンラインだからこそ実現した、年齢を超えて、地域を超えて、
共に笑い、学び合う場。
今までの参加者は、小学生18人、高校生5人、大学生14人。
日本全国、アメリカやシンガポールからも!
<オンラインでつながる、みんなで1つの学校>となりました。

学校が再開した今も、平日の放課後や休日に集まって活動しています。

<ワンラインスクール ホームページ>
http://www.onelineschool.net

オンライン授業で「アバター」が熱い!?大学生のニーズを調査研究

授業でのアバター活用におけるニーズの研究

“オンライン小学校をつくる” ことが夢だった私にとって、
コロナ禍でオンライン授業がスタンダードになった今こそ、
オンライン授業の実践を記録に残すことがミッションです。

都内私立大学で、アバターを使ってオンライン授業をしているT先生にご協力をお願いして、
受講した大学生たちにアンケート調査を行いました。
オンラインなら、自分に合ったコミュニケーション手段を選択できること、
それを多くの学生が求めていることが明らかになりました。
中でも、「アバター」の教育的活用は、多くの可能性が見えてきました。
詳しくはぜひ『DHU JOURNAL Vol.7 2020』に掲載された、
研究ノート「オンライン授業におけるアバターを活用した個別最適化」をご覧ください。

<研究ノート ダウンロード>
https://msl.dhw.ac.jp/wp-content/uploads/2020/11/DHUJOURNAL2020_P078.pdf

コロナ禍で失われたキャンパスライフを取り戻す! 「バーチャルキャンパス」オープン

バーチャルキャンパスの様子

デジタルハリウッド大学大学院も例外でなく、
コロナ禍で全授業がオンライン化。
オンライン授業のおかげで、学びは止まりませんでした。

でも、何かが物足りない・・・
大学院1年目が半分終わろうとする2020年夏の終わり、
「仲間がほしい!さみしい!」という一心で、
Remoを活用した「バーチャルキャンパス」を立ち上げました。

授業がある月曜〜土曜、デジハリ生なら誰でも自由に出入りできる場に。
「授業中テーブル」「議論テーブル」「おしゃべりテーブル」「黙々作業テーブル」など、
やりたいことによって、座るテーブルを選べます。
同じテーブルの中で、ビデオ通話ができます。

授業の課題にみんなで協力して取り組んだり、
プログラミング勉強会が開かれたり、
一人で黙々作業しながらもみんながいる雰囲気を感じたり、
ハロウィン仮想仮装パーティが盛り上がったり。
キャンパスで何気なく顔を合わせるような、ゆるりとしたみんなの居場所がバーチャルで実現しました。

今までに300人以上が参加。運営メンバーも10人に。
今後は、来年度入学してくる1年生のために、
履修登録作戦会、懇親会を企画中です!